スウェーデンの不動産市場は、ヨーロッパでも特に外国人投資家に人気のある市場です。透明性、流動性共に非常に高く、専門性が高いと同時に取引にかかるコストが低く、投資家にとって容易なビジネスプロセスで知られています。2007年の取引高は約1,400億クローナ(156億ユーロ/210億米ドル)にのぼり、投資市場としてヨーロッパ第4位の規模でした。また、買収のほぼ50パーセントを外国からの投資が占めました。
外国人投資家の進出
2007年末時点で外国人投資家が所有するスウェーデンの不動産資産は、取得価格で2,100億クローナ(231億ユーロ/315億米ドル)を超え、5年前の3倍に増えました。大型資産の所有者上位30社のうち、12社はスウェーデン以外の国の投資家です。投資家は不動産会社、機関投資家、不動産ファンドを含め、あらゆる種類に及び、国や地域も米国、ヨーロッパ、中東、アジアに広がっています。
好調な経済
投資の大きな誘因の一つが、スウェーデンの活発な経済です。産業部門では幅広い分野で世界的なブランドを多数輩出し、多国籍企業の進出が増えています。経済成長は堅実で、ビジネス環境は安定しており、政府財政は健全です。国際貿易の水準が高いことも有名で、世界でも特に経済競争力のある国の一つに何度も挙げられています。
ビジネスのしやすい国
スウェーデンは優れた専門家を擁し、スムーズなビジネスプロセスが整い、外国の所有者を快く受け入れるため、事業を行いやすい国です。また、国境を越えた取引の経験豊富なアドバイザーや、有能な資産管理や施設管理会社も数多く揃っています。法体制は、安全性やコスト効率についての投資家の要求に十分に応えたものとなっています。不動産資産の大部分は機関投資家と不動産会社が所有しており、その多くが積極的な買い手であり売り手でもあります。ほとんどの書類は英語で作成されます。
高い透明性と安い譲渡費用
スウェーデンの透明性の高さは、ヨーロッパで上位4ヶ国に入ります。これは、昔から公共資産データを公開し、高度に発展した法体制が整備され、豊富な市場情報を容易に入手することができる環境を反映しています。不動産投資インデックスも導入されています。市場の透明性と法制度の信頼性が確保され、標準化された文書が広く使われていることが、取引コストを安く抑えることに寄与しています。
あらゆる種類の資産に見られる需要
外国人投資家はスウェーデンの全域で活発に活動しています。特に、ストックホルム、イェーテボリ、マルメといった大都市圏や、各地の20~30ほどのアンカー都市が好まれています。最も人気があるのはオフィス用の不動産で、2007年には投資対象となった面積の3分の1に達しました。小売り用や産業用/物流用の不動産にも高い需要が見られます。
外国人投資家が所有するスウェーデンの不動産
取得価格、単位:10億クローナ1

1990年代後半に初めて投資が行われて以来、外国人投資家が所有するスウェーデンの不動産は年々増えています。